― 草むらに隠れた「見えないリスク」から、大切な子を守るために ―
はじめに|草むらが「危険」になることもあります
草むらを嬉しそうに走るあの子の姿は、
かけがえのない風景ですよね。
しかし、その草むらには、
目には見えないリスクが潜んでいることがあります。
草むらにいるのは?|ノミ・マダニが付くことがあります
公園や草むらには、ノミやマダニが生息しています。
このノミやマダニは皮膚に付着し、吸血することがあります。
小さくて見つけにくく、
散歩中に気づけないことも少なくありません。
ただの吸血じゃない|体調トラブルにつながる可能性も
ノミ・マダニは、血を吸うだけでなく、
ウイルスや寄生虫などを運ぶ可能性がある危険な存在です。。
すべてが危険というわけではありませんが、
「そういうことが起こる場合もある」と知っておくことが大切だと思っています。
予防薬を使っていても|「近づかない工夫」も大切です
予防薬はとても心強いのですが、
しかし、完全に防ぐのは実は少し難しのです、、、
✅ 知っておきたいポイント
マダニは吸血してからでないと、薬の効果が得られません、
その為、咬まれる前に近づかない工夫も重要なんです。
実際にあったケース|自然の中では想像以上のことも
過去の診察事例を、ご紹介します。
一度、山へ散歩に行ったトイプードルが、
なんと、、100以上のマダニに咬まれてで来院した事もありました。
「山で散歩しただけ」でも起こりうる、
想像以上に怖い、自然の中の出来事となりました。
体調不良のきっかけになることも|気づきと早めの相談が安心
別のケースを、ご紹介します。
猫で、マダニの咬傷による**SFTS(重症熱性血小板減少症候群)**を発症した子がいます。
幸い回復しましたが、これはとても危険な病気です。
※この内容は不安を煽りたいわけではなく、
「だからこそ予防とチェックが大切」というお話です。
日常でできる予防|今日からできる「3つの習慣」
予防薬だけに頼るのではなく、
日常の工夫をプラスことで安心が増えます。
✅ ① 草むらに入りすぎない
背の高い草・藪・山道は、避けられる範囲でOK。
✅ ② 帰宅後にチェックする
とくに見てあげたい場所は、
首まわり/耳の後ろ/脇/足の付け根です。
✅ ③ 気になるものがあっても無理に取らない
強く引っ張ると悪化することもあるため、
不安な時は自己判断せず、獣医師へご相談下さいね。
楽しさと安全は両立できます|散歩を「安心の時間」に
草むらや自然は、犬猫ちゃん達にとって楽しい場所。
だからこそ「危険だから全部ダメ」ではなく、
その中にもリスクがあるという事を、忘れないで欲しいのです。
まとめ|守りたいのは“無邪気なその姿”と“健康な毎日”
大切なのは、
「ちょっとした配慮」
これが、命を守る事に繋がります。
自然と、そして大切な子と、
安心して暮らしていくために──
獣医師として、大切な子の健康を守るお手伝いを、させて下さい。
福岡犬猫往診クリニック
院長:河野 和一郎(かわの わいちろう)
