その皮膚トラブル、内臓からのサインかもしれません

持病ケア・体調管理

最近、皮膚や毛並みに変化はありませんか?

「最近、毛が薄くなってきた気がする」
「体をかゆがる仕草が増えた」
「皮膚がベタついているように感じる」

このような変化に気づいた時、
多くの方がまず
「皮膚の病気かな?」
と考えるのではないでしょうか。

ただ実は、、、皮膚にあらわれるトラブルの中には、
体の内側からのサインとして出てきているものもあるんです。

今回は、
「皮膚トラブルは実は内臓のトラブルかも?」というお話しです。


皮膚は「体の内側」を映す場所

皮膚は、
外から見えて、触れることができる臓器なんです。

そのため、
体の中で起きている変化が、
いち早く表に出やすい場所でもると、考えています。

そのことから、
皮膚は
「内臓の鏡」
と表現されることもあります。

皮膚のトラブル=皮膚だけの問題
とは限らない、という事を
頭の片隅に入れておいて頂きたいです。


ホルモンバランスの乱れが、皮膚に出ることがあります

年齢を重ねた子に多く見られるのが、
ホルモンのバランスが関係する「体調の変化」です。

たとえば、

・毛が左右対称に薄くなっていく
・皮膚が黒っぽくなってきた
・毛がベタつく
・体臭が強くなった

このような変化が重なって起こっている場合、
体の内側の働きが関係していることもあります。

実は、皮膚そのものは元気でも、
内側が少しずつバランスを崩している、
そんなケースも少なくないんです。


「年齢のせい」と思われやすい変化の中に、ヒントがあります

「もうシニアだから仕方ないよね」
「歳を取ると、毛並みも変わるもの」

年齢を重ねると共に、体の様々な変化を「年齢だからしょうがない」
このように思う事も、増えるのではないでしょうか。

しかし、そう思って見過ごされやすい変化こそ、
気を付けたいSOSサインが、隠されている事もあるんです。

・毛の生え変わりがうまくいかない
・皮膚の回復が遅い
・以前よりトラブルが長引く

これらは、
体の回復力や調整力が落ちてきているサイン
とも考える事が出来ます。


皮膚トラブルと、免疫や腸の関係

皮膚の状態は、
免疫の働きや腸の環境とも、実は深く関わっています。

とくに、
・かゆみが続く
・同じ場所を繰り返し気にする
・季節の変わり目に悪化しやすい

このような傾向がある場合、
体質的な影響や、
体の内側の環境が関係していることも多くあるんです。

皮膚だけをケアしても、
なかなか落ち着かないと感じる時は、、、
「実は皮膚が原因ではないのかも?」このように、視点を変えて考えてみることも大切だと思っています。


表面だけを整えても、改善しない理由

もちろん、
スキンケアや保湿はとても大切です。

しかし、
皮膚トラブルが起こった時に外側だけを整えても、
体の内側に原因がある場合、
一時的によくなっても、
また繰り返してしまうことがあるんです。

「良くなったと思ったのに、また戻ってしまった」
これを繰り返してしまう、、このようjな経験をされた方も、
いらっしゃるかもしれません。

それは、
ケアが足りなかったからではなく、
アプローチする場所が違っていた
だけかもしれないのです。


全身を見て考えることの大切さ

皮膚トラブルが続くときは、
皮膚だけを見るのではなく、

・血液検査
・ホルモンの状態
・体全体のバランス

このような視点から、
全身を確認することで、
皮膚トラブルの原因にたどり着ける場合も、多くあります。

「大げさかな?」
「そこまでしなくても…」

そう感じるかもしれませんが、
実は皮膚トラブルの原因が、別にあった、、
という事に気づく為には、様々な視点で考える必要があるんです。


ケアは「ひとつ」ではなく、組み合わせて考えます

皮膚トラブルへの対応は、
ひとつの方法だけで行うものではありません。

・日常のスキンケア
・食事や栄養の見直し
・必要に応じた薬やサプリ
・体の内側へのアプローチ

その子の状態や性格、そして年齢、
生活環境に合わせて、
無理のない組み合わせを考えていきます。

「これをしなければいけない」
という正解はありません。

獣医師と相談をして、
その子に合ったトラブルへの対応を行う、という考え方をお勧めしています。


皮膚は、体からのメッセージ

皮膚に出てくる変化は、
「かゆい」「脱毛している」
という表面的な問題だけではなく、

「少し疲れているよ」
「バランスが崩れてきているよ」

このような体からのメッセージである、という事を知って欲しいのです。

これを知る事で、
体の中の不調に早めに気付いてあげられると、
良いですよね。


迷った時は、一人で抱え込まなくて大丈夫

「こんなことで相談していいのかな」
「もう少し様子を見たほうがいいのかな」

獣医師への相談を、迷ってしまう事もありますよね、、、

しかし、迷わなくて大丈夫です。

気付いた事や心配事がある時は、どうか一人で抱え込まず、
かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。

飼い主さんの気付く小さな違和感が、
実は、病気の早期発見に繋がったというケースも多くあるんです。


まとめ|皮膚の変化を、やさしい気づきに

皮膚トラブルは、
見た目の変化として現れるからこそ、
気づきやすいサインの一つでもあります。

見える部分だけではなく、見えないその奥にある
「体の内側の声」に、
気付いてあげて欲しい。

大切な子が、
これからも穏やかに、
心地よく過ごしていけるように。

その子に合ったケアを一緒に考えていけたらと、
私は思っています。

福岡犬猫往診クリニック
院長:河野 和一郎(かわの わいちろう)

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