「もっと早く気づいていれば…」と、何度も思っていませんか
大切な子が旅立ったと、
ふと何度も頭の中で同じ場面を思い返してしまう。
「あのとき、もっとよく見ていれば」
「変化に気づけたはずなのに」
「私がちゃんとしていれば…」
そんな思いが浮かんでは、
自分を責めてしまう、、、あなたはこれを繰り返していませんか。
眠る前や、ふとした静かな時間に、
後悔と共に様々な気持ちに、飲み込まれてしまう事もあるでしょう。
しかし、私は伝えたいのです。
あなたを責めないで下さい、と。
後悔や様々な想いは、その子が大切だったからこその想いだから。
異変に気づけなかった自分を、責めてしまう理由
「もっと観察していればよかった」
「一緒にいる時間はたくさんあったのに」
そう思えば思うほど、
ぎゅっと胸が締め付けられてしまう事もあるでしょう。
「たられば」
つい、こうしていればと、
考えてしまいますよね、、、。
なぜ、考えてしまうのか、自分を責めてしまうのか、、、?
それは、その子への想いを手放さないようにしている――
このような考え方も、あるのかもしれません。
後悔の奥にあるのは「愛していた」という事実
後悔が生まれるのは、
悪い事ではないと思っています。
強い後悔が生まれるのは、
それだけ強い思いがあったからこそ。
心から大切に想っていたからこそ、
「もっと何かできたはず」と考えてしまうのではないでしょうか。。
もし、
そこに強い愛情がなければ、
ここまで苦しくなることはないのかもしれません。。
後悔のは、
強い思いから生まれる。
大切だから、大好きだからという気持ちが
あなたにあるからだと思っています。
気づけないことがあるのは、決して珍しいことではありません
動物は、
体がつらくても、
ぎりぎりまで普段通りに振る舞うことがあるんです。
それは、
弱さを見せないことで
自分の身を守ろうとする、本能的な行動だと考えられています。
だからこそ、
一緒に暮らしている家族であっても、
変化に気づくのが難しいことがあります。
だから知って欲しいのです。
「気づけなかった=見ていなかった」
ではありません。
気づけなかったのは、
あなたのせいではないのです。
「自分を責めること」が、正しさではありません
大切な子を失ったあと、
「自分を責め続けることが償い」
このように思ってしまう事も、あるかかもしれません。
しかし、
その子は、あなたが苦しみ続ける事を
嬉しいと感じるでしょうか。
あなたが自分を責め続ける姿をみて
旅立ったその子は
お空の上で幸せを、感じるでしょうか、、、?
だからどうか、
「責め続けること=正しい」
と思わないでください。
本当に大切だったことを、思い出してみてください
気づけなかった瞬間よりも、
思い出してほしい時間があります。
撫でてあげた日。
声をかけた朝。
一緒に眠った夜。
同じ空間で、同じ時間を過ごした日々。
その一つひとつが、
あなたが
「大切に想っていた」という
形ある時間です。
そしてきっと、
その子にとっても宝物のような大切な時間だった。
愛は、言葉だけで伝わるものではありません
毎日のお世話。
何気ない声かけ。
そばにいる安心感。
それらはすべて、
言葉にしなくても伝わる
「大好きだよ、あなたが大切だよ」というメッセージだったんです。
あなたが日々注いできた時間やぬくもりは、
確かに存在してその子に毎日伝わっていました。
その子へ毎日伝えていたメッセージ、
きっと届いていたのではないでしょうか。
後悔が心を苦しめているなら
後悔の気持ちが強くなりすぎて、
大切な子を思い出す事が苦しくなっていませんか。
その子を思い出すたびに胸が締めつけられ、
前を向くことができないほど
心が疲れてしまっていませんか。
その苦しさは、
あなたの心が
限界に近づいているサインかもしれません。
大切な子のためにも、
そして、これからのあなたのためにも、
自分の心を大切にしてほしいのです。
今、あなたに伝えたいこと
今、あなたに伝えたい事。
気づけなかったことを、
責めなくていい。
あなたの想いそして愛情は、
大切な子に、確かに届いていた。
それだけは、
どうか忘れないでくださいね。
おわりに
あなたと人生を共に過ごした時間は、
あの子にとって、
きっとかけがえのない宝物の時間でした。
どんな瞬間も、
あなたと一緒にいた時間は、
幸せを感じられる時間だったはず。
自分を責め続けるよりも、
その子との時間を
大切な思い出として抱きしめてあげてくださいね。
その子と歩んできた人生の時間は、
決して消えません。
これからも「大好きだよ」と
その子に伝えてあげて下さい。
そして、その子を大切にしてきたあなた自身も
大切にしてください。
私の願いです
福岡犬猫往診クリニック
院長:河野 和一郎(かわの わいちろう)

