冬毛への生え変わり、かゆみやフケ出ていませんか?── 季節の変わり目に見直したい、皮膚と被毛のケア ──

持病ケア・体調管理

冬に増える「かゆみ」や「フケ」、気になっていませんか

「最近、体をかく回数が増えた気がする」
「白いフケが目立つようになった」

寒い季節になると、このような変化を感じていませんか?

秋から冬にかけては、
被毛が冬仕様へと切り替わる大切な時期です。
その一方で、皮膚は乾燥しやすく、
皮膚トラブルが起こりやすい季節でもあるんです。

実はこの時期のかゆみやフケは、
冬毛への生え変わりと環境の変化が重なって起こることが多くあります。

このブログを読んで、
犬猫達の痒みケアの参考にして頂けると幸いです。


秋から冬にかけて、体の内側と外側で起きていること

寒くなると、
体は自然と「保温モード」に切り替わります。

被毛が密になり、
皮膚の新陳代謝も少しずつ変化していくんです。

一方で、
気温と湿度が下がることで、
皮膚の水分は失われやすくなります。
これは人も、同じですよね。

人の肌がカサつくように、
犬猫の皮膚も乾燥しやすくなっているのです。

皆さんは、乾燥肌ですか?
ちなみに私自身、乾燥肌なんです。

人の乾燥肌が一日で改善しないように
犬猫の乾燥もすぐ改善するのは難しいんです。

だからこそ毎日のちょっとした工夫を積み重ねる事が
とても大切だと思っておりますので、、、
その工夫についても話していきますね。


原因① 冬毛への生え変わりによる皮膚への刺激

冬毛への生え変わりの時期は、
古い毛が抜け落ち、新しい毛が生えてきます。

この過程で、
皮膚が一時的にムズムズしたり、
かゆみを感じやすくなることがあります。

抜け毛が皮膚に残ったままだと、
通気性が悪くなり、
フケが出やすくなることもあります。

抜け毛が皮膚の残らないようにする為に
ブラッシングがとても大切になってくるんです。

※皮膚の状況によってはブラッシングが難しい子もいます。
必ず獣医師に相談してみて下さいね。


原因② 暖房による空気の乾燥

そして冬は暖房器具が欠かせません。

けれど、
エアコンやストーブによって室内の空気が乾燥すると、
皮膚の水分は想像以上に奪われていきます。

見た目は元気でも、
触ってみると
「毛がパサつく」
「皮膚が粉っぽい」
と感じることもあります。

人も同じですよね。
寒さで部屋は乾燥をし、暖房器具でも乾燥をする。
だからこそ「加湿」が大切になります。


原因③ シャンプーの刺激が強くなりやすい季節

冬は、
いつもと同じ頻度のシャンプーでも、
皮膚にとって刺激になりやすい時期です。

皮脂は、
皮膚を守る大切なバリアの役割をしています。

洗いすぎると、
このバリアが弱くなり、
乾燥やかゆみを感じやすくなることがあるんです。

シャンプーでの乾燥については、
獣医師やトリマーさんに相談してみて下さいね。

それでは次に、「大切なケアについて」話していきますね。


今日からできるケア① ブラッシングを見直す

ブラッシングは、
抜け毛を取るだけのものではありません。

血行を促し、
皮膚の状態を整える大切なお世話です。

・やわらかいブラシを使う
・毛並みに沿って優しく
・地肌を動かすイメージで

「毛を整えながら気持ちもと整える時間」として、
ゆったり行ってあげてくださいね。

そうする事で、犬猫達は抜け毛ケアをしながら
リラックスできるので、心にも良い影響があると考えています。


今日からできるケア② 保湿を少しだけ取り入れる

乾燥が気になるときは、
保湿スプレーやオイルを少量使うのも一つの方法です。

被毛になじませることで、
フケや静電気の予防にもつながります。

使う量は控えめに、
ベタつかないように調整しましょう。

ただし、自己判断での使用は危険です。

・安全な物なのか
・その子に合っている物なのか

獣医師に相談した後、使ってみて下さいね。


今日からできるケア③ お部屋の環境を整える

湿度が下がりすぎないよう、
50〜60%を目安に保つと、
皮膚への負担が和らぐと言われています。

・加湿器を使う
・濡れタオルを干す
・暖房の風が直接当たらない場所に寝床を置く

毎日のちょっとした工夫が、
犬猫達の皮膚を快適に守ってくれるんです。


気をつけたいサイン

次のような様子が続くときは、
皮膚が強いストレスを受けている可能性があります。

・フケが増え続けている
・かゆみで眠りにくそう
・皮膚が赤くなっている
・毛並みが極端に悪くなった

季節の影響だけでなく、
体調や皮膚トラブルが隠れていることもあります。

皮膚のトラブルかな?と思っていたら、
実は病気のサインだった、、、
というケースもあります。

これらの症状が続く場合は
獣医師に相談してみましょう。


冬毛の準備は、体からの自然なサイン

冬毛への生え変わりは、
寒さに備えるための大切な変化の一つなんです。

でもその裏側で、
皮膚の調子が崩れてしまうという事もあります。

「少しかゆそうだな」
「いつもより乾燥しているな」
「フケが異常に出ているな」

そんな小さな気づきが、
犬猫達の皮膚を快適に保つ事に繋がると考えています。


この冬も、やさしく守るために

かゆみやフケは、
体が出してくれる小さなサイン。

いつものお世話に、
保湿加湿を少しプラスしてみてください。

そして、ブラッシング中のあなたの手のぬくもりが、
その子の気持ちを穏やかにする
リラックスの時間にもなるんです。

リラックスの時間は、ストレスを緩和するので、
とても大切な時間になりますよね。

この冬も、
大切な子と飼い主さんに、安心して快適に過ごして欲しい。

快適な毎日を過ごす一つに、このブログが参考になると幸いです。

福岡犬猫往診クリニック
院長:河野 和一郎(かわの わいちろう)

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